【WordPress】爆速仮想マシンKUSANAGIのVagrant版を検証してみた

この記事は現役ウェブディベロッパーがわかりやすさにこだわって作成しました

プライムス・ストラテジーが、VirtualBoxをはじめとする仮想化ソフトウェア上への仮想環境の立ち上げなどを自動化できる「Vagrant」に対応した「KUSANAGI for Vagrant」の提供を、2018年5月22日に開始しました。

KUSANAGIはWORDPRESS実行環境をWordPressが超高速に動作できるようにチューンアップした仮想マシンです。公式サイトでは「WordPress実行時間3ms台、秒間1000リクエストをページキャッシュを使わずに実現可能な、世界最速クラスのCMS実行環境」としていて、「WordPressサーバを通常の約10倍の速さにブーストさせます」とうたっています。

ConohaサーバーでKUSANAGIを使っていますが、確かに速いです。ただアクセスが少ないのであまり実感がありませんが^^;

今回リリースされた「KUSANAGI for Vagrant」はVagrantに対応しているため、仮想環境を構築するための手続きの自動化「Vagrant」上に「KUSANAGI」を導入できるようになったものです。

これまでのローカルの開発はVagrant上にWordPressをインストールして動かしていました。その速さは、デバッグ環境だからとはいえ超々遅く耐えがたいものでした。今回リリースされた「KUSANAGI for Vagrant」でWordPressをローカルの仮想マシンにインストールしました。(リンク記事「【WordPress】KUSANAGI for Vagrantでローカル環境に爆速仮想マシンを構築する」参照)

今回KUSANAGIでインストールしたWordPressとそれまでに使用していたWordPressで起動速度を比較検証してみました。

 

 

【WordPress】KUSANAGI for Vagrantでローカル環境に爆速仮想マシンを構築する
はじめにWordPressの開発は基本的にローカルにVagrantを使用して仮想マシンを構築し、そこにソースコードを放り込んでデバッグをしています。最近Vagrantに対応したKUSANAGI(WordPress用超高速仮想マシン)がリリー

 

 

 

検証

 

KUSANAGI FOR VAGRANTでWORDPRESSをローカル環境に構築できました。

環境構築のしやすさと構築にかかる時間は、Vagrantの恩恵を受けているとはいえいままでLAMP環境の構築とWordPressのインストールと調整にかかる時間を考えたら圧倒的に簡単になりました。

では動作速度はどのくらい早くなっているのでしょうか。検証してみました。

 

検証方法

 

今回KUSANAGI FOR VAGRANTで構築したWORDPRESS環境と、いままで使用していた同じ環境かつ同じバージョンのWORDPRESSを同時に起動します。

仮想マシンを起動直後から3回それぞれログインから管理画面表示にかかった時間を計測しました。

 

 

 

検証結果

 

検証結果は以下の通りでした。

 

KUSANAGI WordPressPlane WordPress
1st12 sec48 sec
2nd10 sec24 sec
3rd10 sec24 sec

 

今回は負荷の高い環境でのテストでしたのでそれぞれ時間がかかっていますが、KUSANAGI版は初回からほぼ10秒で安定したスピードを維持していました。実際にこの環境でプラグインのデバッグをしてみましたが、今回の検証結果以上に速さが実感できました。特にデバッガを使って負荷がかかってきたときに、いままでは突然すごく遅くなるといった現象が出ていましたが、それがなくなり安定してデバッグをできるようになりました。

 

 

 

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