Adminer.phpの設置

この記事は現役ウェブディベロッパーがわかりやすさにこだわって作成しました

 

 

はじめに

 

LAMP環境のデータベース管理用のサーバーアプリといえばphpMyAdminが有名ですが、かなり容量が大きく動作もかなり重たいです。

ちょっとデータベースの中を覗いてみたいとかの場合は、もっと軽いツールがほしいところです。そこで調べてみたところ、Adminer.phpとかいうアプリがみつかりました。

このアプリは、なんと1ファイルにすべて集約されています。それでいて、phpMyAdminとほぼ同様の機能がサポートされているようです。

 

 

インストール

 

このアプリの配布先(https://www.adminer.org/)からAdminer.phpをダウンロードします。次にサーバーのドキュメントルートにファイルをアップロードするだけで完了です。

 

 

使い方

 

使い方は至って簡単で、ドキュメントルートに配置された当ファイルをアクセスするだけです。

ログイン画面が表示されるのでデータベース情報とログイン情報を入力すると、ログインが完了します。

基本的にGUIで一通りの操作ができます。phpMyAdminのユーザーであればAdminer.phpは直感的に使えると思います。

 

 

ログイン時の「セッションの期限切れ」

 

ログイン情報が正しいのに「セッションの期限切れ。ログインし直してください。」のエラーが出る場合があります。

一部ブログ情報では、「永久的にログイン」のチェックをONにするとOKとの情報がありましたが、私の場合はログインできませんでした。

私の環境は、VMのVagrant環境(Kusanagi for vagrant)でしたので、デバッガでエラーの発生箇所を突き止めてみると、セッションの更新が失敗しているようでした。

「セッションの期限切れ」はそもそもセッションにアクセスできないことが原因でした。

 

 

トラブルシューティング

 

セッションのパスは、phpではsession.save_pathで設定されていますが、その設定場所は環境によって異なります。

PHPの環境設定ファイルphp.iniに設定されている場合や、apacheの設定ファイル内で読み込まれている場合があります。

私のVagrant環境では、apacheの設定でphp設定ファイル(php.conf)読み込まれていて、そこでPHPのセッションパスが指定されていました。

php_value session.save_path    "/var/lib/php/session"

※phpinfo()関数でphp情報を一覧すると一目瞭然です。

 

このパスにアクセスできないことが原因と思われるので、所有者をAPACHEにするまたはCHMODで権限を付与することで解決するでしょう。

 

 

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